第154回産学官イブニング研究交流会を開催いたしました。
ゲスト講師として㈱一関LIXIL製作所 統括工場長 田原明 様、樹脂押出課課長 橋爪 隆 様をお迎えしました。
㈱LIXILは、2011 年にトステム㈱、㈱INAX、新日軽㈱、サンウエーブ工業㈱、東洋エクステリア㈱の5社が合併し、住宅用建材・ビル建材・店舗建材・公共エクステリア建材から付帯するサービスも提供している企業です。その中で、㈱一関LIXIL 製作所は住宅用建材の樹脂サッシを主に生産しております。
現在、地球温暖化など様々な環境問題には、エネルギー消費を減らす住まいづくり(高断熱・高気密、高効率設備機器の採用、長寿命化)が求められております。住宅では熱の出入りがもっとも大きい”窓”の断熱性能を高める事が、住宅の断熱性能を高める事になります。
今ある窓の内窓として樹脂サッシを取り付ける事で熱の出入りを抑える方法があります。一方、樹脂サッシは静電気を帯電させ、ホコリを引き寄せ、汚れやすい欠点があります。
一関LIXIL 製作所では、静電気を帯電させない事によりホコリを寄せつけず、汚れにくく、手入れが簡単な樹脂サッシを生産しています。この静電気の帯電を防止する特殊な樹脂製造技術について、講演いただきました。
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